ペットロスについて考える

ぽんずが亡くなって今日は初七日です。

うさぎにも初七日ってあるのか……?

さて、我が家はすっかりペットロスです。小学校低学年の娘の1週間の様子を記録してみました。

当日:ただただ号泣。テレビを観ても泣き、ゲームをしていても泣き、挙句には涙があふれて寝られないと大騒ぎしながら寝落ちしました。
翌日:ちょっと寂しげではありましたが割と平気そうな感じでした。ぽんずの骨壺などを見に行く余裕も(当日は悲しすぎて見られず)。
3日目:学校やお風呂で泣いたとの申告あり。
4日目:かなり復活。ぽんずの思い出話をちょっとずつできるようになりました。次のうさちゃん、などという発言も……。
5日目:涙が出ることはなくなった様子ですが、やはり寂しそう。毎日書いていたぽんずの絵もまた書くように。
6日目:ぽんずの話に次のうさちゃん構想を織り交ぜてきます。早い……。
7日目:相変わらずぽんずの話がメインとはいえ、やはり次のうさちゃんの話……。毛糸でぽんずの編みぐるみを作りました。

とにかく悲しがっていた当日と翌日は娘の話をひたすら聞き、一緒に泣いておりました。かける言葉が見つからなかったのと同時に、母も同じくらい悲しかったもので(笑)。もしかしたら娘は、悲しいのは自分だけじゃない!と感じ取ってくれたかもしれません。

またもう一つ、ネットで見つけた虹の橋のお話を教えてあげたのも良かったのかもしれません。超有名な詩なので私ごときが説明するものアレですが、詩の中で
“病気をしたり年老いたりしていた動物たちは、みんな元気になります。”
という箇所があるので、
「ぽんずも足が動くようになって、仲間と飛び跳ねてるかもね」
と想像することで、だいぶ心が落ち着いたように思います。

このような感じで、3日くらいは泣くこともありましたが、心配していたよりだいぶ早い回復でした。(この先急にぶり返すこともあるかもしれませんが)

このリカバリーの速さの要因としては、おそらくぽんずが最期4ヶ月ほど寝たきりだったことがポイントではないかと思います。さらにぽんずが我が家にやってきて元気に過ごしていたのは1年半という短さ。寝たきりになってしまったせいで、ぴょんぴょんと飛び回る元気なぽんずの思い出がちょっと遠くなってしまっていた感があります。

おそらく長く一緒に生活をして、ちょっと前まで元気に跳ね回っていた、という場合であれば、その落差でペットロスも深刻になったのではないかと思います。

また、もう1点としては、娘が次のうさぎについて思いを巡らせているということもポイントです。もう次の子を考えるなんてちょっと冷たいんではないかと思うのですが、娘はぽんずを本当にかわいがり、大事にしていました。大事にしていた分、うさぎと一緒に生活したいという思いが強いのかなと思います。がしかし、あまりにも早いんじゃないの?という懸念も……。死んだらハイ次!みたいなのは、心情的にどうも受け付けません。とはいえ、けんもほろろに次のうさぎについて否定をすれば、娘はペットロスでまたふさぎ込んでしまうかもしれません。

なので、ひとまず四十九日までは待つこと、ペットショップで衝動買いするなどのように無理やり飼わないこと(ご縁があれば……くらいのスタンス)、という点だけ約束して、インターネットでかわいいうさぎの画像を見るのに付き合うくらいはしています。

そしてもうひとつ、次のうさぎは里親募集で探すことを検討しています。病気やケガなどトラブル続出のぽんずをお世話したおかげで、だいぶイレギュラー対応が得意になりましたので、この経験を活かしてかわいそうなうさぎを保護したいと考えています。ぽんずの渡してくれたバトンをつないでいけますように。

ちなみに母である私も、4日目くらいまでは寝る頃にしんみりしておりました(笑)。ぽんずにタオルをかけてなければ死ぬことはなかったのではないか、もう少ししっかり介護できたのではないのか、どうして麻痺する前に気づけなかったのか、そもそも緑内障も脳の病気と考えて検査すべきではなかったのか……などなど、ぽんずの病歴を遡って後悔することばかりです。でもこればっかりは後悔してもぽんずが戻ってくるわけでもないので、仕方ないですね。