うさぎの里親になるにはどうすればよい?

うさぎのお役立ち情報

我が家はもずくの里親になったわけですが

新しいうさぎをお迎えしました。
ぽんずが亡くなりそれほど経たないうちに、まさかのご縁ができてしまいました。里親募集をしているブリーダーさんのサイトをうっかり見つけてしまい、それを見た娘はもう止まりません。あれよあれよの間に見学へ行き、娘は一目ぼれし、里親になるこ...

お迎えするにあたり、うさぎの里親になるにはどうすればよいのかいろいろ調べましたので、今回は主な方法をご紹介します。

うさぎの里親募集情報の見つけ方

①里親募集のサイトを利用する

これが一番メジャーな方法だと思います。里親募集のサイトでいうと、有名どころはやっぱり「ジモティー」でしょうか。

その他の里親募集|ジモティー
【ジモティー】全国のその他の里親募集掲示板です。全国付近で、やむを得ず手放さなければならなくなった成長したその他や、産まれたばかりのその他などが優しい里親さんを待っています。全国でその他の里親になりたいと思っている方はぜひご覧ください。

「うさぎ」で絞り込みができないので「その他」のタグで探すと出てきます。こちらで我が家も一度気になるうさちゃんを見つけて問い合わせてみたのですが、すごく大事にされていたのを苦渋の決断で手放されるという状況だったようで、そんなに大事に育てられた子をうちでちゃんと見られるか不安になり、問い合わせするにとどめてしまいました。なかなか難しいところです。

ウサギ(小動物)の保護小動物里親募集情報
ウサギ(小動物)の保護小動物里親募集情報。ペットのおうちには全国の動物保護団体・法人・個人から、小動物の里親募集が届いております。殺処分を減らすため、ペットショップで購入を考える前に「小動物の里親になる」という入手方法を是非ご検討下さい。

「ペットのおうち」もメジャーなサイトです。こちらはうさぎで絞り込みが可能です。こちらは里親募集専門サイトということでしっかりしている印象があるので、安心してやりとりできそうに感じました。

②うさぎの保護団体に問い合わせる

うさぎの保護団体は数は多くはないものの存在はします。先ほどご紹介した「ペットおうち」で里親募集している団体も多いので、団体名で検索すると出てきます。

③保健所、動物病院に問い合わせる

犬猫に比べて数は少なめですが、保健所に保護されるうさぎもいるようです。また、多頭飼育崩壊などの情報が動物病院に入っていることもあるので、問い合わせてみるといいかもしれません。

④うさぎ専門店、ブリーダーに問い合わせる

我が家の場合はこれです。先代のぽんずを購入した専門店のサイトでは、定期的にブリーディングを引退したうさぎの里親募集を見ることがありました。もずくの場合は、Google検索で「里親募集 うさぎ (我が家の居住地)県」で検索したところ、たまたまブリーダーさんのサイトを見つけました。

⑤SNSで探す

TwitterやインスタなどSNSで、「#うさぎ里親募集」のようなワードで検索すると、情報を見つけることができるようです。ただし個別のやり取りになるので、トラブルにご注意を。

うさぎの里親になるときの流れ~我が家の場合~

我が家では以下の流れでお迎えしました。保護団体からお迎えする場合はお試し期間や飼育環境の確認などもあるので、この限りではありません。

メールでブリーダーさんに連絡

ブリーダーさんのサイトに問い合わせフォームがあったので、そちらから連絡を取りました。すぐに返信をいただき、里親募集をしているうさちゃんたちの写真を送っていただきました。4羽募集されていたので、性格や健康状態などを伺い、候補を2羽に絞って見学予約をしました。

ブリーダーさんのご自宅を訪問

個人でブリーディングされている方だったので、自宅へ伺って候補の2羽を見せていただきました。さらに詳しく状態をお聞きし、ライラックカラーのうさちゃん(もずく)に決定。ちなみに里親に出された理由は、ブリーディングを拒否してしまったためだとか。その後譲渡に関しての説明書類、誓約書などを記入。里親ではありますが引渡し前の健康診断等の諸経費として1万円をお支払いしました。これについてはどこのブリーダーさんでも発生するかは不明です。

1週間後にお迎え

ブリーダーさんからはその日に連れ帰っても良いと言われていましたが、牧草やトイレなど準備が必要なので1週間後を引き渡し日にしていただきました。当日は食べ慣れた牧草とペレットを1ヶ月分ほどいただき、無事に我が家にお迎えしました。

うさぎ里親募集のメリット、デメリット

里親募集でうさぎをお迎えすることについて、メリットデメリットを考えてみました。

<メリット>
1.性格や健康状態が分かった上でお迎えできる
赤ちゃんをお迎えする場合を除き、ある程度の年齢でお迎えすることになるので、性格や病歴がはっきりわかります。もずくは2歳ですがうっ滞などの病歴なしということで、安心してお迎えできました。先天性の病気があれば2歳くらいには出ていることが多いんだそうです(先代のぽんずは先天的に弱く、1歳で緑内障を発症しました)。捨てられていたうさぎなど、病歴が不明の場合はこの限りではありません。
2.購入費用が安く済む
ホームセンターのペットショップなどでたまに破格値で販売されている場合もありますが、しっかりとした専門店で購入すればうさぎはなかなか高級です。血統書なんてついていた日には10万円くらいするうさぎも……。里親でお迎えする場合はおおむね無料、我が家の場合も2歳を超えていると言っても(発行してもらってはいませんが)血統書付きで1万円という破格値でお迎えすることができました。
3.食事の好みがわかる
うさぎは腸が長く、常に食べていないと体調を崩してしまいます。牧草とペレットが主食ですが、好みのものが見つからないと体調不良につながってしまう恐れが!里親募集でお迎えする場合はおおよその好みと傾向を教えてもらえるので、その心配が少ないだけでもかなり不安が解消されます。
4.人に慣れている(ことが多い)
飼われていた=人に慣れているうさちゃんが多いようです。抱っこが大好きな子をお迎えすれば、早めに抱っこさせてくれる可能性も。我が家の場合、先代のぽんずは抱っこできるまで1年かかりましたが、もずくはお迎えして1ヶ月で抱っこできています。

<デメリット>
1.赤ちゃんが少ない

やっぱりうさちゃんをお迎えするなら赤ちゃんを!と思いますが、里親募集で赤ちゃんを見つけるのは至難の業です。たまにジモティーで見かけますが、希望者も多いようです。
2.懐かない可能性がある
お迎えする状況によりますが、ある程度の年齢でお迎えすると懐かないことがあるかもしれません。我が家の場合は2歳と割と若かったのと、ペットとして飼われていなかったのもあったのでスムーズに懐いてくれました。しかし名前を変えてしまったので、まだ覚えてくれません(現在お迎えして3ヶ月)。もずくなんて名前はダサくてイヤなのかも(笑)。
3.選択肢が少ない
うさぎ専門店のサイトを見ると、色や品種など希望通りのうさちゃんを探すことができます。しかし里親募集の場合は事情があって手放される子をお迎えする、という側面があるので、品種などのこだわりがある方には難しいかもしれません。

いろいろ書きましたがお迎えする方法によってメリットデメリットは変わってきます。初めてうさぎを飼う方には、我が家のようにブリーダーさんからお迎えすると安心なので、かなりおすすめです!

……とはいっても、本当なら行き場のない保護うさぎをお迎えしてあげたかったという気持ちもあるので、飼い主スキルが上がって余裕が出てきたら検討しようと思います。