ぽんずが体調を崩して早3週間、かかりつけの先生もお手上げ状態ということで、小動物専門の病院を受診することになりました。

何と初診時はカルテを作るのに30分かかるということで、張り切って早めに到着したらせっかくかかりつけ医が作成してくださったレントゲンと書類を忘れるという凡ミス。ぽんずを置いて自宅までダッシュ!走って5分の距離でよかった……。

急にどこ行ったんかと思ったわ
カルテ作成時の問診は、ケージのサイズや温度管理、食べているもの、既往歴や現在の治療の経緯など、とにかく細かい!途中で時系列があやふやになりご迷惑をおかけしてしまいました。
そしてカルテ完成までしばし待ち、いよいよ診察!
まずは体重測定、1.4kg……。前回1.45kgだったのでまた減ってしまいました。その後は先生がひたすら触診です。麻痺している手足だけでなく、なぜか頭や耳のあたりを重点的に触っています。触ればわかるのかな……。
ひたすら触ること数分、先生からの説明が始まりました。以下、まとめております。

・レントゲンを見た結果、麻痺についてはやはり骨折など外科的要因ではなく、神経によるものと考えられる。
・エンセファリトゾーン症の可能性はゼロとは言えない。投薬は1ヶ月ほど続けるべき。
・脳神経のどこかで炎症を起こしている可能性があれば、やはり炎症を抑えるステロイドも続けたい。ステロイドはうさぎにとっては良いものではなく、しかしやめるのもよくないので、栄養を摂りながら何とかふんばってもらいたい。
やはりぽんずの麻痺については、コレ!という原因は断言できないといったところでしたが、投薬を続けたほうがいい、という一応の方向性を示してもらえたことは明るいニュースでした。
続けていろいろ伺ってみました。

緑内障はエンセファリトゾーン症の可能性はある?

はっきり分からないが、発症の状況などを聞く限りエンセファリトゾーン症とは考えづらい。遺伝によるものかもしれない。しかしこれだけ牛眼なのに本人が痛がらないのは、痛覚にも異常がある可能性も。神経の異常と考えれば、現在の手足の麻痺に通じるかもしれない。

呼吸が荒いわけではないが、プルプル震えているのはなぜか

今の座り姿勢でお腹を圧迫しているので、息苦しさ、もしくは少し動くと苦しくて息切れをしているのかもしれない。熱はないので、発熱による息苦しさなどは考えにくい。

ぽんずが治る、というのはどのような状態を指すのか

後ろ足が動きが悪いとはいえ麻痺がそこまでひどくはないので、投薬などで状態が良くなればまた動くようになる可能性は0ではない。前足はすでに筋肉も落ちてしまい、動きが悪いので難しいかもしれない。治り具合は何とも言えないので、麻痺している状態でもよく食べてよく飲めれば、麻痺している体に順応してうまく生活していけるはず。
とにかく時間をかけて丁寧に説明をしてくださり、「ぽんずもうダメかも!」と思っていた私に光明がさすかのようなひと時でした。先生とずっと話していたい(笑)。
介護の仕方がいまひとつ分かっていなかったので、そのあたりも丁寧に教えていただきました。

水を自分で飲めない場合、夜間や出かけるときはきゅうりやキャベツなど生野菜を。夜間に給水が難しければ、スライスしたきゅうり1本分くらいは置いておいても大丈夫。ただしきゅうりを少量しか食べたことがなければ下痢をする恐れがあるので、きゅうりとキャベツとにんじん、というように、最初はいろんな野菜を混ぜて置いておく。水でふやかしたペレットを置いておいてもOK。手に入れば生牧草を与えるのも良い。
ぽんずは少々脱水気味だったそうで、これは大変参考になりました。野菜ってそんなにあげてはいけないと思っていたのですが、今の状態ではそんなことも言っていられませんね。
先生が積んでいらっしゃったという野草もいただきました。たんぽぽの葉っぱなどなど、ぽんず大喜びでムシャっていました。水分不足には生牧草もおすすめ、とのことでしたので、さっそく探してみようと思います。(下の写真は自宅での様子)

ということで、今回はエンセファリトゾーン症の駆虫薬とステロイド、ホメオパシーのお薬を1週間分処方していただき、来週再診することになりました。

ホメオパシー……。何か聞いたことがあるけど!と思ったのですが、先生に質問するタイミングを逃してしまいました(笑)。待ち時間に必死でググりました。自己治癒力を高める的な……。難しくてよく分かりませんが、かと言って今ぽんずにできることも限られていますので、もう飼い主やっちゃうよ!
そして衝撃の事実は、今回処方していただいた抗生剤でお腹の調子を崩すかも、ということで乳酸菌を摂ることを推奨されたのですが、それが“ヨーグルトやヤクルトなど…”ということ。よ、ヨーグルトってうさぎ食べていいの!? 二度聞きしてしまいました。何なら加糖でも大丈夫とか……マジか……。
帰宅後、さすがに加糖はと思い無糖ヨーグルトに薬を混ぜてみました。

まさかのぽんず、食べる食べる。うさぎがヨーグルトを食べるとは……。
しかし粉薬が古き良き感じの包み方で、ほっこり。

学び多き、衝撃の受診でした。ぽんず頑張ろう!

とにかくすげー触られたわ